ANAホールディングスは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構より日本人宇宙飛行士候補者を対象とした基礎訓練の一つである「心理支援プログラム」の実施企業として選定されました。
「心理支援プログラム」では、国際宇宙ステーション滞在を含む長期ミッションに携わる宇宙飛行士に求められる行動特性の8つ要素の向上を行います。今般、ANAグループで培ってきた安全運航のための教育訓練である「クルーリソースマネジメント(CRM:Crew Resource Management)訓練」(以下、CRM訓練)、「異文化適応教育」、そして「英語訓練」を組み合わせ「心理支援プログラム」で求められる要素を網羅した訓練を実施します。
ANAグループでは、利用可能なすべてのリソースを有効に活用することにより、安全で効率的な運航を実現することを目的としたCRM訓練を運航乗務員を対象として1987年から開始し、長年深化させてきました。そして、現在では同訓練を運航乗務員、客室乗務員、整備士、運航管理者など、運航に関わるスタッフへ実施しています。これまでANAグループで培ってきた航空機の安全運航のための訓練のノウハウを活かし、宇宙飛行士育成に貢献してまいります。
【心理支援プログラムの実施概要】
実施時期 : 2024年5月~9月実施場所 : ANAグループの総合トレーニングセンター「ANA Blue Base」
実施内容 : 心理支援プログラムでは、国際宇宙ステーション滞在を含む長期ミッションに携わる宇宙飛行士に求められる行動特性の8つ要素(HBP-8※1)の向上を目的とし、ANAグループが運航乗務員に実施している「CRM訓練」と「英語訓練」、そして、客室乗務員に実施している「異文化適応教育」を実施します。
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